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Polar ProTrainer 5 心拍ゾーンの変更について

Polar ProTrainer 5 の心拍カーブの背景にある目標心拍ゾーンの表示は、各ゾーンの範囲及び名称を変更して表示させることができます。この心拍ゾーンの変更については操作がかなりややこしいため、詳しく説明してみました。

変更することにより Polar ProTrainer 5 でのエクササイズの解析が、より正確に分かりやすく出来るようになるものと思います。デフォルトの状態で使っておられる方は、一度試してみるられることをお勧めします。

まず、適当な心拍カーブを開いてください。


デフォルト(インストール時のまま)の設定だと、心拍カーブの背景の心拍ゾーンは上の画像のように表示されているものと思います。では、この心拍ゾーンの表示を自分の好みの名前と範囲に変更してみましょう。


まず、メニューバーの「オプション」から「ユーザープロパティ」をクリックします。


ツールバーの「ユーザー」ボタンから「ユーザープロパティ」をクリックしても同じです。


すると「ユーザー情報の編集 (ユーザー名)」というウインドウが表示されます。そして上の画像のように「心拍領域」タブをクリックして開きます。


通常の場合、心拍カーブの背景に表示されているのは「1.Polar sport zones [%]」になりますので、こちらは残しておくため「2.Polar sport zones [%]」を選択して「編集」ボタンをクリックします。


すると「心拍領域設定の編集 2: Polar sport zones 2」というウインドウが新たに開きます。見た通り、このウインドウで心拍ゾーンの表示の変更を行います。


まず一般情報欄の「名前」を自分の分かりやすいものに変更します。ここでは「TH69」にしてみました。「計算方法」は「%」でも「心拍数値」のどちらでもいいですが、より細かく設定する場合は「心拍数値」を選択します。「最大心拍数」は「ユーザープロパティ」の設定値に準じますので、それ以上の値を設定することはできません。もし、表示されている心拍数以上に設定したい時は、ユーザープロパティの最大心拍数を変更した上で操作して下さい。

次に下の欄の「領域名」を変更します。日本語で分かりやすい名称にした方がより愛着が湧いていいかもしれませんね。ここでは「メチャきつい」にしてみました(笑)。それから、そのゾーンに対応する心拍範囲を設定します。「▼」ボタンをクリックして心拍数値を設定して下さい。「%」表示の場合は「%」で設定して下さい。


全てのゾーンについて変更したら、「OK」を押して確定します。


すると「ユーザー情報の編集 (ユーザー名)」というウインドウに戻ります。「2」が変更した名前に変わっています。


ここからがちょっとややこしくて変更方法がなかなか分からなかったのですが、どの心拍ゾーンを選択するかは同じウインドウの「スポーツ」タブで行います。では、「スポーツ」タブをクリックして開いて下さい。ここで「Cycling」が一番上にないことはないと思いますが、もし一番上でなければ「上へ移動」ボタンで移動して下さい。

そして「Cycling」を選択して「編集」ボタンをクリックします。


クリックしたら「スポーツの編集 Cycling」というウインドウが開きますので、そこの「心拍領域の設定」欄の「▼」をクリックして先ほど変更した心拍ゾーンの名称(ここでは「TH69」)をクリックして選択します。


変更されたことを確認して「OK」ボタンをクリックします。


すると「ユーザー情報の編集 (ユーザー名)」というウインドウに戻りますので、「OK」ボタンを押して確定します。

これで一応設定の変更は完了ですが、心拍カーブでの表示を変更するためにさらに少し操作が必要になります。


元の心拍カーブに戻ると上の画像のように各ゾーンの表示名は変更されていますが、心拍範囲は変更されません。これを変更するため心拍カーブ上で右クリックし、出てきたメニューの「目標心拍数」をクリックします。


すると「目標心拍数」ウインドウが開きます。その「心拍領域」タブを開くと「リセット」というボタンがありますので、それをクリックします。


クリックすると「心拍領域を現在の領域にリセットしてもよろしいですか?」と尋ねてきますので、「はい」をクリックします。


すると上の画像のように、先ほど変更した心拍範囲に表示が変更されます。ここで「OK」ボタンを押して確定します。


ついに心拍ゾーンの変更が完了しました!

やっぱり日本語だと「メチャいい感じ」かな(笑)。


今回かなり高めに細かく心拍ゾーンの範囲を設定しましたが、ヒルクライムやレースなどではほとんどこの領域で走ることになりますので、範囲がある程度狭い方が心拍トレーニングとしての解析がやりやすくなります。

上の画像は私がいつも走っている「鍋谷峠ヒルクライム」を拡大したものですが、ほぼATレベルである「かなりきつい」をほぼ維持して走り切れたことがよく分かります。この日はタイムもよく、とてもいい練習になりました。このように自分のレベルに合わせて心拍ゾーンの表示を変更することによって、より正確に楽しく解析できるようになります。

なお、変更した心拍ゾーンの表示については、上で説明した方法で元に戻すこともさらに別の表示に変更することもできます。私はタンデムサイクリング用に「タンデム」という心拍ゾーンを別に作っています。


なお、目標心拍数の計算を自動的に簡単に行える「TH69の心拍数」というエクセルファイルを作ってみましたので、よかったらDLして活用してみて下さい。

私の場合、経験と体感から上の画像のように設定しています。ある程度トレーニングを重ねている方はこれに近いのではないかと思いますが、心肺機能や心拍数については個人差が相当ありますので、ご自身の心拍の傾向に合わせて最適な心拍ゾーンの範囲を探してみて下さい。

 ○「TH69の心拍数」 (ベクター)


以上で Polar ProTrainer 5 の心拍カーブの背景にある目標心拍ゾーンの設定は終了です。設定はうまく行ったでしょうか? 

うまく行かなかったら 私の分かる範囲ではありますが、質問にはお答えしようと思いますので、 掲示板に書き込んでみてください。また、うまく行った時も連絡を頂けると嬉しく思います。







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