Polar ProTrainer 5 の心拍カーブ(グラフ)は最大5エクササイズまで重ねて表示する事ができ、良かった時との比較やどこが悪かったのか等を解析する事によって今後のトレーニングに役立てる事ができます。ベストと比べて「今日はここが悪かった」とか「最後に追い込めなかったなぁ」とか解析するのは結構楽しいですね。
ただ、ある一定区間のみ(例えば別のコースで走った「鍋谷峠ヒルクライム」の部分など)の比較解析はできませんので、全く同じコースである事が条件となります。また、比較したい箇所まで同じコースでそれ以降違う場合は、その部分までの比較はできますのでそこそこ使える機能と思います。 |
まず、トレーニング当日などの適当な心拍カーブを開いてください。
ここでは私の最近の定番コースである7月10日の「鍋谷・天野・裏鍋」コースの心拍カーブを開いてみます。 |
7月10日の「鍋谷・天野・裏鍋」コースの心拍カーブが開きました。ここで注意してほしいのが横軸は「時間」ではなく「距離」表示にするということです。同じコースなら距離はほぼ同じになりますが、時間は全く違ってきますのでうまく重なりません。「時間」で開いてしまったら「距離」にするようにして下さい。 |
次に比較解析したいエクササイズを開きます。 上の画像のように「カレンダー」のボタンをクリックして、カレンダーを開きます。 |
カレンダーが開いたら比較解析したいエクササイズの日付をダブルクリックして、当日の「トレーニング ダイアリー」を開きます。 ここでは7月18日のエクササイズで、7月10日と全く同じ「鍋谷・天野・裏鍋」コースのエクササイズを開いて比較解析してみることにします。 |
カレンダーの日付をダブルクリックしたら、上の画像のように当日の「トレーニング ダイアリー」が開きますので、右下に5個あるボタンの右から2番目のボタン「開く」をクリックします。クリックしたら上の画像のようにメニューが表示されますので、「Open Exercise for Comparison」をクリックします。 |
すると心拍カーブに戻り、二つのエクササイズの心拍カーブが重なって表示されます。エクササイズ情報ボックスではアクティブなエクササイズの番号の後のラインが枠で囲まれて表示されます。この2日のエクササイズは全く同じコースでしたので、見事に重なって表示されました。 では、ラップ2の部分の「鍋谷峠ヒルクライム」を拡大して表示してみましょう。 |
「鍋谷峠ヒルクライム」を拡大したのが上の画像です。アクティブな7月18日(薄めのラインで表示)は重めのギヤで踏み込み重視のため心拍が高め、10日は軽めのギヤでイデンス重視で走ったため心拍は低く抑えられているのがよく分かります。 また上の画像のようにグラフ上でクリックすると、その時の心拍数が各エクササイズのエクササイズ情報ボックスに表示されます。詳しく比較したい時には役に立つ機能と思います。 |
アクティブなエクササイズの切り替えは、上の画像のようにグラフ上で右クリックし、出てきたメニューの「アクティブエクササイズ」をクリックして番号を選択します。ここで「エクササイズを閉じる」をクリックすると、アクティブなエクササイズを閉じる事ができます。 |
メニューのアクティブエクササイズで「1」をクリックしたのが上の画像です。番号の後のラインの枠が「1」に変わっています。 |
上の画像は7月18日のエクササイズ「鍋谷・天野・裏鍋」コースと7月30日のエクササイズ「鍋谷峠往復」コースを重ねて表示したものです。コースは違いますが鍋谷峠頂上までは全く同じコースですので、同じように重なって表示されました。 |
その「鍋谷峠ヒルクライム」部分を拡大してみました。 違うコースからある区間(例えば鍋谷峠ヒルクライム)を走った時や、同じ区間を何度も登った時、周回コースなどでも重ねて表示できれば、もっと使える機能になると思うのですが、今の所そういうことはできないようです。もしそういうやり方をご存知でしたら、ぜひともお教えください。 |
試しに5回のエクササイズを重ねて表示してみたのが上の画像です。 |
同じく「鍋谷峠ヒルクライム」を拡大したのが上の画像です。5回分が重なるととても見にくいですが、使い方によっては何か役に立つかもしれません。 |
5回分の心拍カーブのラインは、見やすいようにデフォルトでも違う色で表示されますが、この色やラインの太さは自分の好みにカスタマイズする事ができます。 変更する時は上の画像のようにメニューバーの「表示」をクリックして出てきたメニューの「ウインドウの形式設定」をクリックします。 |
すると「ウインドウの形式設定」ウインドウが開きますので、変更したい箇所を選択して変更します。 |
以上で Polar ProTrainer 5複数の心拍カーブを重ねて表示する方法についての解説は終了です。表示はうまく行ったでしょうか? うまく行かなかったら 私の分かる範囲ではありますが、質問にはお答えしようと思いますので、 や掲示板に書き込んでみてください。また、うまく行った時も連絡を頂けると嬉しく思います。 |