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自作ポラールラップタイム解析ソフト「TH69のポララップ」

ポラールCS400のデータ解析ソフト「Polar ProTrainer 5」の心拍カーブウインドウで表示される 「ラップタイム」ウインドウは、どちらかというと「見るだけ」というイメージが強く、それで 何かをやろうとは思っていなかったのですが、私のメイン練習コース「鍋谷峠ヒルクライム」の 毎回のラップタイムを調べたいと思った時に、これが活用できないものかと思案しました。

それで試しにラップタイムをコピーしてエクセルに貼り付けてみると、うまい具合に見た目通り 各セルにデータが1つずつ貼り付くことが分かりました。これならエクセルでデータの編集及び 解析ができるかも…と思い立ち、作り始めたのがこのソフト開発のきっかけです。

自分ではそこそこ使えるソフトになったと思っていますが、他の人に使ってもらって色々ご意見を 伺い、さらに使いやすいソフトになればと思っています。 使い道としては、同じコース(ヒルクライムなど)のデータ比較、周回コースのラップ毎のデータ比較、レース(周回コース) のラップ毎のデータ比較など色々あると思います。 ぜひ「TH69のポララップ」を使って頂いて、ご意見をお聞かせください。

以下に簡単な使い方を解説しておきますが、分かり難い箇所などありましたら、遠慮せずに ご質問ください。このソフトが皆さんのサイクルトレーニングの役に立つことを願っております。

まず、「TH69のポララップ」をベクターのサイト(→TH69のポララップ) からDLして下さい。

DLしたら圧縮ファイルを展開して、適当な場所(マイドキュメントやデスクトップ)に保存してください。今回はデスクトップに保存してみました。 なお、DLの方法や圧縮ファイルの解凍などについてはベクターのサイトなどを参考にしてください。ここでは説明は省略させて頂きます。


それでは、デスクトップに保存したエクセルファイル「th69_polalap.xls」をダブルクリックして開いてください。


「TH69のポララップ」には簡単ではありますが(笑)マクロを使用しておりますので、画像のような警告画面が表示 されます。ここでは「マクロを有効にする」をクリックします。

もし開けない場合はエクセルのセキュリティ設定が「高」になっているためと思われますので、エクセルのメニューバーから、 ツール>オプション>セキュリティ>マクロセキュリティ>セキュリティ レベル>「中」、に設定して操作してみてください。


すると上の画像のようにエクセルファイルの「TH69のポララップ」が開くと思います。作業は「データ貼り付けシート」 で行いますので、「データ貼り付けシート」が開いていない場合は下の「データ貼り付け」タブをクリックして下さい。 また、画面左上の「TH69のポララップ」ボタンはマクロを実行するためのものですので、無闇にクリックしないように 注意してください。(クリックしても実害はありません)


最初にラップタイムを貼り付けたいデータの日付を入力します。画像のように月日を「9/14」と入力すると自動的に 「2008/09/14」のように表示されます。入力できたらキーボードの「Tab」キーで横に移動します。(マウスのクリックでもかまいません)


次に「コース名」を入力します。注意点としては同じコースは同じ名前で入力するようにしてください。 データが増えてきたら、セルの右クリックメニューから「リストから選択」をクリックが間違いないと思います。 入力できたら同じようにキーボードの「Tab」キーで横に移動します。(マウスのクリックでもかまいません)


ここで「Polar ProTrainer 5」でラップを貼り付けたい心拍カーブを開いてください。そして、 心拍カーブのグラフ上で右クリックして、出てきたメニューのラップタイムをクリックします。


すると新しく「ラップタイム」ウインドウが開きますので、上の画像のように「心拍数」タブが開いているのを 確認して「コピー」ボタンをクリックします。


コピーしたら「TH69のポララップ」に戻り、先ほど選択したセル(ラップ名の下)を右クリックして、出てきたメニューから 「貼り付け」をクリックします。(貼り付けは「ツールバー」からでも、キーボードの「Ctrl」+「V」などでも同じです)

2回目からは「D列」の最終セルに貼り付けてください。


「Polar ProTrainer 5」に戻り、ラップタイムウインドウの「速度」タブをクリックして同じようにコピーします。


そして同じように速度の列(M列)の該当セルを選択して右クリックして貼り付けます。


貼り付けたら上の画像のようになります。


さらに「ケイデンス」と「高度」についても同じようにコピーして貼り付けます。このコピー&ペーストの繰り返しが 一番面倒臭いのですが、とりあえずは今のやり方しかないようです。


ラップタイムウインドウの「心拍数」、「速度」、「ケイデンス」、「高度」の全てのタブをコピーして貼り付けたら、 最初に入力した「日付」と「コース名」をラップの行数分増やします。これは「必要データ表示シート」でフィルタを掛けて キーワードのデータのみを抽出した時に、「日付」と「コース名」を表示させるために行います。

色々やり方はありますが、私のよくやる方法としては「日付」と「コース名」の部分を上の画像のようにドラッグして選択します。 するとコース名のセルの右下に「■のポッチリ」が表示されますので、画像のようにカーソルを「■のポッチリ」 に合わせると「+」にカーソルが変わります。変わったら右クリックしたまま必要な行数分ドラッグします。


ドラッグして右ボタンから指を離すと上の画像のようにメニューが表示されますので、そこから「セルのコピー」を クリックします。
(「Ctrl」キーを押しながら左ボタンでドラッグでも同じです)


すると一番上のセルと同じものがコピーされます。

これは私のやり方ですが、普通に「コピー」&「貼り付け」でもかまいません。
(結局これがやりたかっただけです(苦笑))


そして「ラップ名」を分かりやすい名称に変更します。これは画像のように必要なラップだけでいいと思います。 ここでも同じコースの同じラップは同じ名前にするように注意してください。同じでないと便利な「フィルター」 機能などがうまく使えなくなります。データが増えてきたら、セルの右クリックメニューから「リストから選択」 をクリックが間違いないと思います。


お疲れ様でした。これで「データ貼り付けシート」での作業は終了です。

それでは画面左上の「TH69のポララップ」ボタンをクリックしてみましょう。


すると画面が「必要データ表示シート」に移り、必要なデータのみがシートに表示されます。

見た目は「データ貼り付けシート」とほとんど変わらないですが、「データ貼り付けシート」には非表示の列が あり、それらを省いた本当に必要なデータのみが表示されています。


これで1回分の作業は終了です。必ず画像のように保存ボタンをクリックして、上書き保存してください。


データがたまってきたら、上の画像のように「フィルター」を掛けて同じ場所のラップタイムを抽出して 比較することができるようになります。

「必要データ表示シート」の3行目にはセルの右下に「▼」がありますので、それをクリックしてみてください。 するとその列に入力された物のリストがズラッと表示されますので、目的のラップ名をクリックします。 ここではメイン練習コースの「鍋谷峠」をクリックしてフィルターを掛けてみました。


すると画像のようにラップ名が「鍋谷峠」の行だけが抽出されて表示されます。これでやっと毎回の 比較ができるようになりました。


フィルターを解除する場合は、画像のようにもう一度「▼」をクリックして、出てきたメニューの 「すべて」をクリックします。

以上で簡単な使い方の説明は終了です。他にも色々な使い方はありますので、遠慮なくご質問ください。

ちなみにおまけで付けた「コース名」シートは、フィルター抽出したデータをさらに解析するためのシートで、 「データの並び替え」を使うことによりタイム順の表示などが可能になります。ご使用になる時には「シート名」 (シートのタブをダブルクリックで変更できます)とコース名を適当に変更してください。このシートについては説明が 結構面倒なので省略させていただきますが、ご質問があればまた説明したいと思います。


「TH69のポララップ」はうまく使えたでしょうか? うまく行かなかったら 私の分かる範囲ではありますが、質問にはお答えしようと思いますので、 掲示板に書き込んでみてください。また、うまく行った時も連絡を頂けると嬉しく思います。







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