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心拍データのエラー修正(手入力編)

ポラール心拍計の心拍データは、電磁波の影響やトランスミッターの不具合などにより、 エラーを出すことが多々あります。目で見て分かるエラーは非常に気になるものですので、 「Polar ProTrainer 5」の機能を使ってエラーの修正を行いましょう。

慣れるまでは結構面倒臭いかもしれませんが、慣れればそんなに時間をかけずにエラーの 修正が行えるようになります。エラーがあるなしでは、見たときの印象が全く違ってきますので エラーを修正することをお勧めします。

では、その方法について解説しましょう。

まず、「Polar ProTrainer 5」を開いてエラーのある心拍カーブを表示させてください。


上の画像は私の2008年4月6日のデータですが、開始直後の5分辺りに見事なエラーが出ているのが 分かると思います。いきなり心拍は200を超え、またいきなり通常の心拍に戻っています。
では、このエラーを修正してみましょう。


これ以降の作業は心拍カーブが「距離」ベースの表示だとやりにくいので、もし横軸を「距離」で心拍カーブを表示している場合は、 画像のように「時間と距離」の切り替えボタンを押して横軸が「時間」の表示にした上で操作してください。


心拍カーブの表示が1:1の通常表示ではエラー部分の選択が行いにくいので、エラー部分を 拡大表示してみましょう。上の画像のように エラーと思われる部分をマウスの左ボタンをクリックしたままドラッグして選択します。 ドラッグする部分は心拍カーブのグラフ内であればどこでもかまいませんので、試してみてください。 ドラッグしてマウスの左ボタンから指を離すとドラッグした部分が拡大表示されます。 うまく選択できていなかった場合は、ツールバーの「1:1」というボタンをクリックすると 元に戻りますので、うまく行くまで繰り返してください。


うまくエラー部分が拡大表示できたら、エラーと思われる部分の上で左クリックします。すると上の画像のように 縦の点線が表示されます。


上記操作を行った上で、メニューバーの「編集」から「エラー修正」をクリックします。


すると新たに「エラー修正」ウインドウが表示されます。これから、このウインドウで エラーの修正作業を行うことになります。「エラー修正」ウインドウが表示されたら、 三角のボタンを押してエラーの開始位置の調整を行います。その下に心拍数が表示 されますので、それを見ながら調整するとやりやすいと思います。


調整できたら「エラー修正」ウインドウの「編集」ボタンをクリックします。 するとそれまでグレーで操作できなかった心拍数のボックスが編集できるようになります。 上の画像のように変更したい心拍数のボックスを選択して(クリアしても同じです)、 心拍数の修正を行います。修正する時には実際の心拍数が分かりませんので、 エラー前後の心拍数を見て適当な数値を入力することになります。 適当ではありますが、エラーで心拍数200が表示されているよりはかなりマシと思います(笑)。


エラー部分に適当な数値を入力していくと、上の画像のように「エラー修正」ウインドウの グラフに修正した心拍カーブが青の実線で表示されます。エラー修正がそれでOKならば「確認」 ボタンを押して修正した心拍数を確定します。なお、エラーの長さが「エラー修正」ウインドウ の範囲よりも長い場合は、「編集」と「確認」を繰り返すことになります。


そして「エラー修正」ウインドウを閉じると、元の拡大した心拍カーブのグラフが表示され、 エラーがなくなったことが確認できます。注意してほしいのは、この段階では修正した心拍データは 保存されていないということです。必ず上の画像のように「保存」ボタンを押して上書き保存 してください。


元の1:1表示にしてもエラーがなくなって、とてもスッキリしました。エラー修正の方法は 以上ですが、思ってたよりも簡単ではなかったかと思います。

今回は心拍カーブのエラー修正のみ説明しましたが、スピードやケイデンスについても同様に修正できます。


心拍データのエラー修正はうまくできたでしょうか? うまく行かなかったら 私の分かる範囲ではありますが、質問にはお答えしようと思いますので、 掲示板に書き込んでみてください。また、うまく行った時も連絡を頂けると嬉しく思います。







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