ポラールCS400の最大の魅力であり基本である「エクササイズ・データ」のPCへの転送の方法について解説します。これがうまく出来なければ、何のためにCS400を購入したのか意味がなくなってしまいますね。ポラールCS400とPCが接続さえできていれば何の問題もなく簡単に行えますので、難しく考えないでやってみましょう。 心拍カーブの速度軸が「ペース[min/km]」で表示されている不具合の修正方法を赤字で追記しました。 |
では、最初に「Polar ProTrainer 5」を起動させてください。 次に、「IrDA赤外線通信アダプター」でPCとCS400を接続してください。接続方法の詳細は→(こちら) 接続できれば下の画像のように「Polar CS400」ウインドウが表示されます。 |
「Polar CS400」ウインドウが開いたら、デフォルトでは「一般」タブが表示されていると思いますが、表示されていなければ「一般」タブをクリックして開いてください。 そして上の画像のように「エクササイズファイル」ボタンをクリックします。 |
すると新たに「エクササイズファイル」ウインドウが開きますので、保存するエクササイズを選択して「保存」ボタンをクリックします。この時に「保存するエクササイズ」欄の「スポーツ」が「Cycling」になっていることを必ず確認して下さい。例えば「Cycling」ではなく「Running」になっていると、速度の表示が「速度[km/h]」ではなくて「ペース[min/km]」になってしまいますので注意して下さい。「Cycling」以外のスポーツで保存してしまった時の対処方法は下の方で説明しますので、そちらも合わせてご覧下さい。 |
すると新たに「赤外線接続」ウインドウが開き、「エクササイズを読み取り中…」と表示されます。この間は何もしないでも勝手に転送が行われます。 |
転送が完了すると「赤外線接続」ウインドウは勝手に閉じて、元の「エクササイズファイル」ウインドウに戻ります。転送されたエクササイズの頭には上の画像のように本のようなマークが付きます。 |
「エクササイズファイル」ウインドウを閉じると上の画像のように「カーブ」ウインドウと「カレンダー」ウインドウが開きますので、心拍数などのエクササイズのデータを確認したい時は「カーブ」ウインドウをアクティブにして最大化すると… |
上の画像のように心拍数やスピード、ケイデンス、高度などのエクササイズ・データがグラフで表示されます。実際のトレーニングをグラフで確認することは、当日のトレーニング内容の検証にもなりますし、次回にどのようなトレーニングをやるかの目安や目標にもなり、心拍トレーニングがさらに有効に行えるようになります。心拍トレーニングを有効且つ効率的に行うために、ポラールCS400は欠かすことの出来ないアイテムといえると思います。 では、「カーブ」のグラフを確認したら、「カーブ」ウインドウを閉じてみましょう。 |
「カーブ」ウインドウを閉じると、上の画像のように「カレンダー」ウインドウが表示されます。この「カレンダー」ウインドウから目的のエクササイズのデータを表示させたい時は、開きたいエクササイズの日をダブルクリックします。 |
すると、下の画像のようにその日の「トレーニングダイアリー」ウインドウが開きます。「カーブ」ウインドウを開くには、「心拍カーブのプレビュー」画像をダブルクリック、もしくはプレビューウインドウの下にあるボタンの右から二つ目の「開く」ボタンをクリックします。この画面でデータ転送時にスポーツを「Cycling」以外で保存してしまった時の修正ができます。修正する場合は「一般エクササイズ情報」欄のスポーツの右端にある▼をクリックして「Cycling」を選択して下さい。「Cycling」に変更されたことを確認して「OK」ボタンを押すとウインドウが閉じますが、再度開くと選択したスポーツに修正されていると思います。 |
どちらの操作でも上の画像のように「心拍カーブ」のウインドウが表示されます。 |
次に、ポラールCS400内のメモリーにあるエクササイズデータを削除したい時には、次のように操作してください。 |
上で解説したように「IrDA赤外線通信アダプター」でPCとCS400を接続して、「Polar CS400」ウインドウの「一般」タブを開き、「エクササイズファイル」ウインドウを表示させます。そして削除したいエクササイズを選択して、削除ボタンをクリックします。 |
すると「選択したエクササイズを心拍計から削除してもよろしいですか。」というダイアログボックスが表示されますので、本当に削除する場合は「はい」をクリックします。もし選択を間違えた場合などは、「いいえ」をクリックすると元の画面に戻ります。 |
「はい」をクリックするとダイアログボックスが閉じて、「エクササイズファイル」ウインドウが表示され、削除したエクササイズの前に「X(バッテン)」マークが付きます。 |
そして「エクササイズファイル」ウインドウを閉じると「Polar CS400」ウインドウに戻りますが、エクササイズファイルを1つ削除したためエクササイズは1と表示され、本当に削除できたことが確認できます。削除が完了したら「閉じる」ボタンをクリックして「Polar CS400」ウインドウを閉じたら終了です。 |
ポラールCS400からPCにエクササイズデータはうまく転送できたでしょうか? うまく行かなかったら私の分かる範囲ではありますが、質問にはお答えしようと思いますので、や掲示板に書き込んでみてください。また、うまく行った時も連絡を頂けると嬉しく思います。 |